Finalmouse Ultralight 2のレビュー
So you want to see infinite dimensions? Do you want to aim like a god? Ok. Free your mind first. Relax. Free your thoughts. Are you ready? Take a deep breath. Here we go
公式ページ https://finalmouse.com/products/ultralight-2-cape-town?variant=11817137012772
Ultralight シリーズから大きく変わった点
- マウス本体の材質を変更
- 本体の形状が一回り小さく軽量に再設計
- サイズ変更に伴い「INFINITY SKIN」が付属される
- Infinity Skinを適用する事でAir58と同等のサイズへ変形可能
Air 58 から進化した点
- マウスソールが刷新
Ultralight Sunsetあたりでは、ソールでマウスパッドを引っ掻いてしまうことが多かったみたいです。
- マウスホイールが新しく、長持ちするように再設計された
中の芯が折れて故障したという報告がTwitterやRedditなどで上がっていましたが改善されたようです。
- コードも新しく、軽量になった
スペック
海外発売日 | 2019年7月29日 |
価格 | $120 USD |
センサー | PixArt PMW3360 |
クリック | Omron D2FC-F-7N |
DPI | 400/800/1600/3200 |
ポーリングレート | 500Hz固定 |
Infinity Skinとは
両サイドと手前に貼り付けることができ、それぞれ1.2mm、2.0mm、2.5mmのパーツがある。重ね張りも可能。
粘着力は高く、何度も貼り直し可能。耐久性も高く、表面は防汚性と耐水性に優れているとのこと。
Infinity Skinの開発には芸術的かつ工学的に優れた才能を必要としました。
3M社との共同開発で再使用可能かつ完璧な密着性を実現。
独自の合成素材は十分な硬さで気が付かない程の軽さ、破壊不能な強さ。汚れと汗への耐性。
新発明のテーパーカット技術によりその形状はマウスの輪郭に混ざり合う。
キミはまだその事を知らない。まるで第二の皮膚のように、それは完璧なグリップを与える。もう語り始めたら止まらない。だがそれは簡単なこと、、、理解するために手にとって貰うだけだ。
―― 公式サイトより翻訳
レビュー
神のようなAIMを望むか?
無限の局面を見たいか?
わかった。
深呼吸するんだ。
リラックスだ。
思想を解き放て。
大丈夫。
さあ、始めよう。
形状
全く新しい複合素材は作り直されている。軽く、小さく、より良く。
私達はより小さな寸法ほどAIMと精度が向上する事を発見しました。
人間の指の神経動力学はより大きなマウス操作を可能にします。(?)
47グラムの芸術作品は最も繊細な指の関節によって正確な操作が可能になりました。
より素早く、正確な動き。神のようなAIM。
―― Ultralight 2 - Cape Town - Finalmouse
35/40
このマウスは横も縦もすごく小さくケツも低い。
自分は大体18x9cmの平均的な手のサイズだが、かぶせ持ちとつかみ持ちでは右サイドの奥に指がはみ出てしまい、高さも無いので薬指と小指がサイドに収まるかも怪しい。
一方でつまみ持ちはその重量の軽さ、ケツの短さと低さの恩恵を受けやすく相性が良かった。
Finalmouse公式もつまみ持ちを推すツイートをしている。
自分はかぶせ、つかみ寄りで使いたかったのでInfinity Skinを適用。
Palm 2.5mmでケツを高くした時点で手のひらに当たるようになったので、あとは高低差を埋めるようにサイドも貼っていくことでかぶせ持ちでもしっくりとくる形状になった。
by AKAREN
10年以上に渡ってかぶせ持ちは不自然に大きなマウスによってゲーマーに押し付けられてきました。
これは最初は快適に感じるからです。重たいマウスほど高品質に感じていたのと同じです。
しかしつまみ持ちに慣れることでさらなるパフォーマンスを得られることがわかるでしょう。
―― Twitter@finalmouse
Infinity Skin
30/40
触り心地はテニスラケットのグリップに似た感触で、粘着力が強く信頼感がある。
正直かぶせ~つかみの持ち方だと貼り方が甘いほど
Infinty Skinの繋ぎ目や端っこがムズムズする事があった。(神経質なのかもしれない)
それでもいい感じに貼ることが出来れば違和感は減らせるし、グリップ感も裸と比べてもかなり良い。
両サイドの貼り付けはまだ楽だが、掌の当たる部分が思っていたより難易度が高い。
個人的なコツとしては、端からではなく真ん中から少しずつ貼っていくと
デコボコ感を抑えられていい感じだった。
貼り直しを何度も行ったが、勢いよく剥がしてしまうと接着剤がマウス本体側に残ってしまうことがあった。
これは接着剤が本体に残らないように少しずつ反復しながら剥がす事で多少は改善できた。
Infinity Skinの裏面の粘着力と表面の耐久度がどれ程なのかはまだ察しがつかない。
自分が気に入った貼り方は Left 2.00mm Right 2.5mm Palm 2.5mm.
by AKAREN
ボタン
40/40
全体的にオムロン製のよくある感触よりも少し硬め。
サイドボタンは2.0mm以上のInfinity Skinを付けるとグリップより低くなってしまうが遊びが少なく押しやすいのまだ実用的。
ホイールは抵抗がとても少なくノッチの感覚もすごく弱くてまるで元祖IE3.0のようだが、誤爆することはほぼ無かった。ホイールクリックも軽い。
個人的にすごく好みな調整具合でした。
by AKAREN
センサー
マウスパッドはG-SR-SEです。
PMW3360なのでとても安定していますね。
測り方が悪いのか分かりませんがうちの環境では3200dpiだとカウント飛びが起きてしまいました。
まとめ
35/40
Finalmouseは過去のシリーズから改善を繰り返しており、
その最終作であるUL2は非常に完成度の高いマウスだと感じました
手に取れば間違いなく、その軽さへのインパクトを受けることでしょう。
by AKAREN
しかし、こんな方にはおすすめはしません。
- 新しいデバイスを使うのが苦手な方
- 120ドルの価値を見出せないという方
- レビューをいろいろ見たうえで、Infinity Skinを使うのはなんか嫌だという方
似た系統のマウスだと穴あき軽量マウスだけでもGlorious Model Oシリーズ、G-wolvesのSkoll、Hati、CoolerMaster MM710、Xtrfy M4など
穴あき以外で近い物はG Pro HERO、ZA13、FK2、S2など候補を上げだしたらキリが無いです。
確かにUltralight 2は現在、業界最軽量のマウスですが、だからといって沢山ある中で一番の選択肢では決してありません。
慣れないからと既に使うのをやめてしまった人も多いです。
しかし、FinalmouseはOEM製品にゲーミング向けのセンサーとスイッチを搭載して販売した所から始まり、次に独自の設計を行い、
プロゲーマー(主にScreaM)に認めさせる信頼度の高い製品を造り上げ、大企業でもプロチームの独自ブランドでもないのにプロゲーマーのお墨付きブランドを確立させました。
それでも留まることなく新作が出るたびに問題点や改善点を洗い出し確実に一歩ずつ理想に近づいて来ました。
煩わしいLEDやソフトウェアも必要ない、確実なパーツを載せて、努力を重ねて良い製品を仕上げる。僕にはそんなFinalmouseが魅力的に感じました。
サイズには疑問が残りますが、Ultralight 2は期待を大きく超える素敵な一品だったのは間違いありません。
UL2を使っているプロ
勝手に載せています
Fortnite
T1 Medusa