社内製のゲームのPV
ゲームのプロモーションビデオは基本的にゲーム会社がプロに外部委託して作成していますが、この記事ではゲーム会社が自身の力でPVを作った例を紹介します。
プロに作らせたほうが確実なはずなのになぜわざわざゲーム会社が作るかと言うと、より近い距離でプレイヤーにプロモーションしたいとか、ディレクターが自分でやりたいとか、その辺の理由が多いです。
[コナミ] METAL GEAR SOLID V: TPP
証拠:コジステ第18回
コジステでは実際に編集している様子まで公開されている。コナミの一角の静かな部屋で一人でじっくりと構成を練っていたらしい。そしてこの3DCG映像はインゲーム映像である。
証拠:https://twitter.com/Kojima_Hideo/status/633265340495978496
証拠:https://www.cinematoday.jp/news/N0075963
これはMGSV:TPPの発売間近で公開されたPV。ゲームの世界ではなく、この現実世界を通して起きてきたメタルギアのレガシーを収めたようなPVである。
[コナミ&プラチナ] MGR 予告編トレイラー
証拠:タイトルに書いてあるから
[任天堂] Splatoon E3 2014 トレイラー
任天堂の天野裕介さんが監督として制作したらしい。当時WiiUがズッコケていた任天堂だったが、この映像は大きな注目を寄せた。
このトレイラーを作った時は武器が一つのみで、完成度は10%程度だったらしい。日本で一番売れたWiiUのソフトになった。
[Blizzard] Overwatch Animated Shortシリーズ
証拠:BlizzardにはBlizzard Animationという部門がありハリウッドを志して来たようなクリエイターが集っているらしい。日本語インタビュー記事
FROM SOFTWARE
ARMORED CORE for Answer 40秒までのシーンだけ外部委託らしい
ARMORED CORE V
【CGWORLD 2012】 やり過ぎこそがフロム・ソフトウェアの味?――「ARMORED CORE V オープニングCG メイキング」レポート
フロムソフトウェアにはCGチームが存在していてPVやプリレンダムービーをほぼ全て社内のチームで作っている。(株式会社白組との共同制作・一部委託がある) わざと小さい映像を書き出して拡大・劣化させて戦場を安いカメラで撮影してるっぽい感じを演出したり、カメラをわざわざ人間のモデルに持たせて微妙な手ブレを再現したりするらしい。